髪が抜ける原因 頭皮環境・産後・季節 編

髪がぬける原因　その４　頭皮皮脂

 

髪がぬける原因で多いのが、必要以上の頭皮皮脂の分泌です。

この頭皮皮脂の調整はとても大事で、頭皮皮脂を必要以上に作り出さないような状況が必要になります。頭皮皮脂が必要以上に出すぎてしまうと、頭皮に雑菌が繁殖し、分泌された頭皮皮脂が酸化して髪を育てる毛母細胞の働きを抑制し、髪がぬける原因になってしまいます。

しかし、頭皮皮脂は必要以上に取り除いてしまうと逆に過剰な分泌を促してしまい、髪がぬける原因になってしまうことがあるのです。頭皮皮脂の働きは頭皮の保護なのです。

頭皮皮質を取り除き過ぎると頭皮が乾燥して、頭皮を保護しようと働かきかけて余計に頭皮皮脂が分泌されます。1日に数回もシャンプーをしたり、刺激の強いシャンプーを使用したりすると、頭皮が刺激を感じて過剰に頭皮皮脂が分泌されることがあります。

さらには、精神的なストレス・睡眠不足が原因で頭皮皮脂が必要以上に分泌されることもあり、髪がぬける原因になってしまいます。

頭皮皮脂を減らすには、脂っこい食べ物や甘いものを控えて、なるべくビタミン類を多く摂るようにして下さい。特にビタミンB2は皮脂の分泌を抑える効果があるので、レバー類がいいでしょう。

髪がぬける原因　その５　産後

女性の方は産後に、大量の髪がぬけることがあります。

産後に髪がぬける症状は、分娩後脱毛症または産後脱毛症と呼ばれていて、びっくりするほど髪が抜けることで何かの病気ではないかと心配する人もいますが、ほとんど心配はいりません。

産後に髪がぬける原因は、女性ホルモンの働きが変化するからです。詳しくは、妊娠中には女性ホルモンが増加して、本来ならば抜ける髪がぬけることなくそのまま成長し続けています。

産後は、女性ホルモンの量が通常に戻りますので、それまで抜けずに残っていた髪が一気にぬけていってしまいます。

個人差はもちろんありますが、半年くらいで元に戻ります。また、一時的に薄毛の状態になるので、髪がぬけることが気になるのであれば、カルシウムやたんぱく質を多めに摂って、髪に栄養を与えると良いでしょう。

しかし、産後にまったく回復する様子が見えず、髪がぬける量が減らない場合は、他の原因を考えましょう。

考えられる一番の原因としては主にストレスです。出産とはとても体力を消耗します。また、環境が大きく変化することで産後の体には大変なストレスになります。なので、精神的なケアも非常に大切なことになってきます。 

髪がぬける原因　その６　季節

季節によって、抜け毛が増えることがあります。

特に秋は多く髪がぬける人が多いと言われてまいますが、昔から、季節の変わり目によく髪がぬけると言ています。ある統計によると9月が一番髪がぬける量が多いというデータがあるみたいです。

これは年齢に関係なく起こるみたいなので、ベッドの枕やシーツ、風呂場の排水口を見てびっくりする若い人が多いといいます。

もう一つの髪がぬける原因が、夏の間に強い紫外線などを多く頭皮に受けることによる頭皮細胞が痛手を負って抜け毛につながるという説です。

紫外線は細胞を老化させるので、夏の間に受けた痛手が季節が変わって一気に現れるのが原因という説です。

いずれにしても季節性のものでも、1日100本前後であれば髪がぬけることを心配する必要はないというのが頭皮治療の専門医の見解のようですね。 

いずれにせよ、しっかりと頭皮のケアをすることが、薄毛予防、育毛や発毛にもとても重要なことだということです。

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